先週木曜日(6/6)の午後、笠岡市民会館で「芸術鑑賞会」がありました。
東京芸術座の演劇『12人の怒れる男たち』を見ました。
「父親を殺した少年が、有罪か無罪か」を12人の陪審員が議論するというお話でした。初めは11人が「有罪」と判断していたのですが,残る一人の陪審員の「少年の命がかかっています。せめて1時間話し合いましょう」という呼びかけで話し合いが始まります。議論が進むうちに,一人また一人と「無罪」に判断を変えていきます。そしてついには……。
場面転換もなく,セリフと人の動きで舞台が進んでいきました。俳優の方々の迫力あるセリフ、細やかな表情や身振り、そして舞台装置が一体となった演劇に、見ている私たちは引きこまれ、1時間45分の上演時間を短く感じるほどでした。
感動の公演が終わって、生徒代表が謝辞を述べ、感謝の心を込めて花束をお贈りしました。
東京芸術座のみなさんからは、俳優の皆さんのお名前が入った色紙をいただきました。当分の間、本校図書館に飾っておきます。
生徒のみなさんに書いてもらった感想文には、
「〈事実〉とは何かを決めるのは簡単なことではない」 「命は大切にしなければならない」
「自分の意見をきちんと持ち続けることの大切さ」 「声の大きな人に付和雷同しない勇気」
「他人の意見も入れながら議論を進めていくことが大事」
などが綴られていました。
3年生にとっては、劇の感動とともに、文化祭で上演するクラス演劇の大きな参考になりました。
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