「原子・元素の本」/ブックフェアin笠商図書館

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図書館では今年, 「教科での図書館利用」 を推進しています。

その第1弾として,1年生「科学と人間生活」の授業に関連した「原子・元素の本」のブックフェアを開催中です。図書館に入ってすぐ左手にコーナーを設けています。

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※次の6冊が並べてあります。

『もしも原子がみえたなら―いたずらはかせのかがくの本』 板倉聖宣 著
「この宇宙のすべてのものは原子でできている」って、ほんとう?じゃあ、この紙も?石も?水も?鉛筆も?それに、わたしの体も?みんな原子でできてるの?―こんな疑問をいだいたことのあるお子さんといっしょに読んでみてください。

『だれが原子をみたか (岩波現代文庫)』 江沢 洋 著
原子を見ることすらできない時代になぜその存在を理解できるようになったかを科学史的に記述した本。単なる歴史的な解説ではなく、それぞれの時代の科学者の探求のなかに、物理的に思考するとはどういうことかを織り込みながら解説する。ときに自分たちで実験しながら仮説と事実との関係を深く考える教育の本としても魅力がある。

『原子論の歴史―誕生・勝利・追放』 板倉聖宣 著
古代ギリシアの原子論は“まったく空想的なものに過ぎない”というのは間違いです。それは立派な実験的な根拠をもっていて、アルキメデスなどの古代ギリシアの科学を生み育てていたのです。また原子論は、近代科学が成立したから復活したのではありません。事実はその逆です。原子論は、古代の復興をめざすルネサンスの運動がはじまるとすぐに復活しました。そして、その原子論が近代科学の発展をリードすることになったのです。原子論についての通念をくつがえす。本書は、「世界史や科学史、それに科学の考え方についてまるで知らない」という人でも読みすすめることができるように書かれています。

『原子論の歴史―復活・確立』 板倉聖宣 著
紀元前ギリシアに誕生した原子論。古代の原子論は空想的なものにすぎず、科学的な根拠のない哲学的なものと考えられているが、本当にそうなのか? 原子論の通念をくつがえす、近代科学の発展をリードした原子論の歴史。

『世界で一番美しい元素図鑑』 セオドア・グレイ 著
本書は宇宙に存在するすべての元素のもっとも網羅的なポートレートであり、宇宙の根源の百科事典といえる。どの元素にも純粋状態と並んで、我々が日常生活で見かける化合物や応用製品の代表例が美しい写真で紹介されている。科学的な知見に基づいた解説文はユーモアにあふれ、その元素の発見、性質、用途などについて意外なエピソードを教えてくれる。科学的データも詳細にわたり、巻末の美しい元素周期表も必見。「ユーモアあふれる科学エッセー」「美しい写真集」「最新の元素データ集」という3つの顔を併せ持つ、研究者、教員、図書館、中高生、すべての科学ファン必携の1冊。

『元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS』 寄藤文平 著・イラスト
原始時代の5倍、江戸時代の2倍。私たちは、人類史上もっとも多様でたくさんの元素に囲まれて生活している。111個すべての元素と、ミネラルから元素危機まで、今こそ必要な元素の基礎知識が、見てわかる。絵とキャラクターで見る、イキイキ元素の世界。

 

admin1 難波先生のオススメのお話

・1学期に授業で 《もしも原子が見えたなら》を勉強しました。その元の本が『絵本・もしも原子が見えたなら』です。

・「すべてのものは原子でできている」という 〈原子論〉 を考えたのは,今から2000年以上前の古代ギリシャの人たちです。どうして 〈原子論〉 を思いつくことができたのでしょうか? 興味のある人は,『だれが原子をみたか』『原子論の歴史』を読んでみてください。

・1学期後半から2学期にかけて勉強した《原子とその分類》,地球上には100種類以上の原子(元素)が見つかっています。その単体の写真や解説が1冊の本にまとめられたのが『世界で一番美しい元素図鑑』! 〈元素マニア〉 ならぜひ手元に置いておきたい本です!!



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