概要  研究の目的  学校概要  フロンティア継承  コーチング  授業改善  家庭学習・自学  地域連携  Project team  出張  文献  成果と課題


おわりに 〜成果と今後の課題〜

    3年間取り組んできた「コーチング」では,その基本的な考え方や技術を学び,コーチングを意識した学習指導,生徒の指導・保護者との 対応,同僚や家族とのコミュニケーションができるようになったのではなかろうか。また,コーチングという切り口で,教育を見直すきっか けともなった。これからの高校教育にはティーチングに加えて,コーチングを教育活動の目標や目的に応じて取り入れることは有効であろう。 また,校内にコーチングを根付かせるためにも,コーチング研修を受けたメンバーを中心に,わかりやすいコーチングガイドを作成し,コー チング技術の定着と深化をはかりたい。  授業評価アンケートを年2回実施し,授業公開や教科会議を開きながら,教科でチームを組んで「授業改善」に取り組んできた。アンケー トの平均点がわずかではあるが上がってきているので,授業改善の成果が少しずつ出てきているのではないかと考える。「生徒はどんな授業 を求めているのか」「教師はどんな授業を目指しているのか」,教員相互の考えを交流しながら,組織的・継続的に授業改善に取り組んでい きたい。また,ICTを活用した授業にも取り組んでいきたい。  インターンシップや教科の実習の取り組みをはじめとして,「地域と連携した体験的学習」を実施することにより,「将来のスペシャリス トとしての資質」を高め,生徒の知的好奇心・関心を呼び起こすことができた。また,生徒がチームをくんで取り組む経験や,地域の方々と ふれあう経験を通して,生徒の豊かな人間性を育むことにもつながっているのではないだろうか。これらの活動は学校内の学習だけでは得ら れないものである。また,「親子ふれいあ教室」の取り組みなどを通して,少しずつではあるが地域への貢献ができているものと考える。  経済の状況や商業高校を取り巻く環境にはたいへん厳しいものがある。その中で,笠岡商業高校は平成23年に創立110周年を迎える。3年 間の「アクティブハイスクール」の研究を通して,笠岡商業高校が今後さらに発展していくきっかけができたのではないかと感じている。 研究指定をしていただいた岡山県教育委員会をはじめ,ご指導・ご協力いただいた関係の皆様に心からお礼を申し述べます。                                      平成22年3月3日                                      岡山県立笠岡商業高等学校                                      アクティブハイスクール推進委員会  ★校内で発行した「アクティブハイスクールニュース」(pdf/6MB)
概要  研究の目的  学校概要  フロンティア継承  コーチング  授業改善  家庭学習・自学  地域連携  Project team  出張  文献  成果と課題