■ 研究の目的とテーマ
1.「アクティブハイスクール支援事業実施要項」(H19年度アクティブハイスクール事業の実施について・県教委・H19/5/2) (1) 趣旨 生徒一人ひとりの学力向上と進路希望の実現のため,2つの部門(*)で学力向上に取り組む県立高等学校を〈アクティブ ハイスクール〉として指定し,明確な目標と確かなプロセス,組織的な展開と的確な評価による改善を通じた学力向上の 方法を追究する取組を支援するとともに,成果を県内の高等学校に普及することにより,高等学校教育の充実・発展に資する。 (*)@基礎・基本の徹底向上部門(笠岡商業高校,勝山高校) →指導法の工夫・改善による各教科・科目の基礎・基本の向上を目指す。 A知的総合力の徹底向上部門(津山高校,倉敷古城池高校) →教科が連携した課題探求的学習の充実による課題解決力等の向上を目指す。 (2) 指定期間 平成19年度〜平成21年度の3年間 (3) 事業実施上の留意点 @生徒の学力に関して,客観的なデータに基づき各学校は,学力向上の目標を明確化する。 A目標とそれを実現するプロセスごとに,目標の実現状況を定期的に把握し評価するとともに,工夫・改善に生かす。 B実行されるプロセスを,組織・方法・スケジュールを明確化して計画する。 C全体を総括するセクションを設けるなどして,学校全体で組織的に取り組む。 D取組みの成果については,公開授業や実践発表会等を通じて,積極的に普及に努めるものとする。 (4) 予算2.本校の取り組み (1) 目的 @将来のスペシャリストとしての基礎・基本の確実な定着と,生徒が自主的・主体的に学習に取り組む習慣を身に つけることによって,生徒が自らの意志と責任で進路を選択・決定することができる能力の育成 A地域や産業界と連携した体験的学習の推進を通して,生徒の知的好奇心・関心を喚起し,新たな課題に創造的に 取り組む力とさらに上を目指す学習意欲の育成 (2) 研究テーマ 平成19年度:「フロンティアハイスクールの継承発展」と「コーチング技法の導入」 平成20年度:「コーチィング技法の実践」と「3年間の進路指導体制の確立」 平成21年度:「アクティブな生徒・教師・学校 〜教育活動全般にわたる活性化〜」 (3) 研究組織 「アクティブハイスクール推進委員会」を設置し,計画・実施・推進の中心とした。 委員会のメンバーは,校長・教頭・5課長・3学年主任・商業科主任・事務総括主任と委員長の13名で構成した。 最終年度(H21)は,「コーチングの考え方を教育活動全般に生かしていく」ことを目的に,8つのテーマを掲げて プロジェクトチームを作り,教員の自主的な取り組みを図った。3年間の研究が終わっても活動が継続されること を期待しての取り組みである。