部員は3年生1名・2年生3名です。

今年(H29年)の文化祭では、宮沢賢治の『雪わたり』を朗読劇にして上演しました。

雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来てゐるらしいのです。
「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」
お日様がまっ白に燃えて百合ゆりの匂にほひを撒まきちらし又雪をぎらぎら照らしました。
木なんかみんなザラメを掛けたやうに霜でぴかぴかしてゐます。
「堅雪かんこ、凍しみ雪しんこ。」
四郎とかん子とは小さな雪沓ゆきぐつをはいてキックキックキック、野原に出ました。


こんな面白い日が、またとあるでせうか。いつもは歩けない黍きびの畑の中でも、すすきで一杯だった野原の上でも、すきな方へどこ迄まででも行けるのです。平らなことはまるで一枚の板です。そしてそれが沢山の小さな小さな鏡のやうにキラキラキラキラ光るのです。(青空文庫『雪渡り』より)