1学期終業式

笠商の日々 Add comments

 7/16の朝日新聞の朝刊に、世界的な服飾デザイナーである三宅一生さんが14日付の米ニューヨーク・タイムズ紙に原爆体験を寄稿した原文が掲載されていました。
 寄稿によると、オバマ大統領が「核兵器のない世界」を訴えた4月のプラハでの演説に触発され、幼年時代(7歳)の広島での原爆体験を明らかにした上で、「今こそ核兵器廃絶への声を一つに集める時」であり、そしてオバマ大統領が広島を訪れれば「核の脅威のない世界への現実的でシンボリックな第一歩になることでしょう」と訴えられていました。
 私たちは戦争を知らない世代ですが、20世紀の出来事の中で「忘れてはいけないこと」・「わすれてはならない日」があると思うのです。8月6日の広島そして9日の長崎に原爆が投下された日、そして15日の日本による無条件降伏により戦争が終わった日です。 この日は、皆さんがそれぞれの場所で追悼の気持ちを自分の心の中に確認してほしいと思います。

 

<終業式式辞より>
 1学期終業式に当たって、次の3点について話をしました。

1点目:自分の人生の軸を持つこと
 自分の将来設計をしっかり立てて欲しいということです。
 しっかりとした自分の軸を持っていれば、努力する方向が明確になり、具体的な時間を考えての計画が立てやすくなります。3年生は、就職試験や大学入試のタイムリミットは決まっています。一日でも無駄にしないように、自分がどう生きていきたいのかを真剣に考えてください。この夏が勝負です。

2点目:夏にしかできないことに挑戦すること
 夏休みは日頃できないことを「時間をかけて徹底的にやれる」チャンスです。「挑戦」の夏にしてほしいと思います。たとえば、この夏は通常では読めないような厚い本を読むとか。私は、今年末から来年ブレークするであろう司鳥遼太郎の長編小説「坂の上の雲」を読もうと思います。

3点目:家庭学習を継続し習慣化すること
 大きなことを達成するためには、小さなことを積み重ねることが大切です。毎日同じ時間に、同じ場所で、継続して家庭学習を行う習慣をつけて下さい。1日30分あるは1日1時間の家庭学習でも毎日欠かさず実践することで大きな成果を上げることが出来るのです。
   
 最後に、明日から夏休み、と言っても補習や部活動、二大行事に向けての準備など、皆さんにはいろんなメニューがいっぱい用意されていてゆっくりする間も少ないでしょうが、健康に十分留意し事故のないように心がけ、そして有意義な夏休みを過ごして新学期には元気な姿を見せてください。



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